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2022年04月15日

自動車の経費

Q: 自家用車の費用は確定申告で控除できますか?

A: 会社員は車に関する費用を確定申告書で控除できず、勤務先で精算するのが一般的です。
精算方法は雇用主によって異なるかもしれませんが、実費精算と走行距離で計算するマイレージ清算(Standard mileage method)があります。
そのため、清算された費用について、個人の確定申告書にて控除はできません。

実費精算は、ガソリン、オイル交換、保険、DMV登録、修理、減価償却費用などの実際にかかった費用が対象です。
一方、マイレージ清算に使用するレートは、2022年は1マイル当たり58.5セントです。
IRSによって定められている58.5セントとは、上記の実費を1マイル当たりに置き換えた額です。
なお、通勤にかかった費用や距離は経費精算の対象外です。これらは、個人事業主にも当てはまります。

自家用車使用として確定申告書で経費控除できる費用もあります。通院は1マイル当たり18セント、慈善活動で使用した車は1マイル当たり14セントで控除が可能です。

さらに車に関する費用でお伝えすると、 DMVへ支払った車の登録料(一部のみ)など控除の対象となる可能性もあります。これらの車に関する控除は、項目別控除(Itemized Deduction)にて控除対象です。

上記お伝えしたレートは全て2022年のレートです。毎年少しずつ変更する可能性がありますので、注意しておきましょう。
そして、マイレージ清算を使用する場合は、個人用とビジネス用と分けて記録を取ることも忘れないようにしましょう。

また、カリフォルニア州はガソリン代などの急騰から、市民を支援するための「ガソリン代対策給付金」を検討しています。
正式決定ではありませんが、車をお持ちの方へ給付金があるかもしれません。

アメリカに住んでいると欠かせない車での生活ですが、税制面でも今日紹介したような多くの優遇措置がとられています。
気になる方は是非、当社宛までお気軽にお問い合わせください。

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