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2026年04月22日

災害後の寄付 〜安心して支援するための方法と注意点〜

地震や台風、大規模火災など、災害は予期せぬタイミングで発生し、人々の生活に大きな影響を与えます。被災された方々を支援したいという思いから、多くの方が寄付を検討されますが、残念ながらその善意につけ込んだ詐欺行為も少なくありません。寄付を通じて支援を行う際には、安心して実行できるよう、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。

■ 信頼できる寄付先の確認
まず最も大切なのは、寄付先となる団体の正当性を確認することです。

米国では、IRSの「Tax Exempt Organization Search」ツールを利用することで、その団体が税務上の寄附金控除の対象となる正規の慈善団体かどうかを確認できます。 控除の対象となる団体へ寄付を行うことによって、被災地を支援できるだけでなく、ご自身の税務上のメリットにもつながります。


■寄付の方法と記録の保存
正規の慈善団体は、ギフトカードや現金の郵送、送金(wire transfer)を通じての寄付を求めることはありません。 安全な方法で寄付を行い、必ず領収書を受け取り、控除の証拠として保管してください。加えて、寄付後には銀行口座やクレジットカードの明細を確認し、寄付金額が正しく処理されているかを確かめることも大切です。


■詐欺のよくある手口
・IRSや他の政府機関の職員を装う
・実在の慈善団体を名乗って寄付や個人情報を要求する
・発信者番号を偽装し、正規団体からの連絡に見せかける
・「被災者を助けたい」という感情に訴えるだけで、寄付金の具体的な使途を説明しない
・実在の団体名に似せたウェブサイトを立ち上げる
・「寄付は税額控除になる」と虚偽の説明をする

■被災者の方への情報
被災された納税者の方は、「IRS災害支援ライン(866-562-5227)」に問い合わせることで、災害関連の税務救済や申告の取扱いについて直接相談できます。 災害時には申告期限の延長や罰金の免除といった救済措置が講じられることもありますので、早めに確認することが安心につながります。

■まとめ
寄付は、災害や緊急時に被災者を支援する有効な手段であり、同時に納税者にとって税務上の控除メリットを享受できる場合があります。

しかし、善意を悪用する詐欺が少なからず存在するため、寄付先の確認・寄付方法の選択・記録の保存が不可欠です。もし不審な勧誘や詐欺を疑う場合は、連邦取引委員会(FTC)へ報告することができます。

寄付金控除は、寄付先が認定された団体であるかどうか、そして適切な証憑を保管しているかどうかによって税務上の扱いが大きく変わります。

控除を確実に受けるためには、寄付前に確認を行い、寄付後は領収書や関連書類を整理しておくことが大切です。

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