他州 LLC でも California 申告必要?
California LLC は、「他州で設立したから California filing は不要」と思われやすい分野ですが、実際には filing requirement がかなり広く設定されています。
特に最近は、
「activity がない場合でも申告必要ですか?」
「single-member LLC でも filing 必要ですか?」
「夫婦 LLC の扱いはどうなりますか?」
などのご相談を多くいただいております。
今回は、実務上よくある LLC filing に関するポイントを簡単にまとめました。
■ 他州 LLC でも California filing 必要?
「Nevada や Wyoming で LLC を作った場合でも California filing 必要ですか?」というご相談をよくいただきます。
実は、California resident が所有する single-member LLC の場合、たとえ business activity が California になく、収入が他州 source のみであっても、申告書の提出および annual LLC tax $800 が必要となるケースがあります。
FTB(California Franchise Tax Board)は、California resident member がいる場合、「California で business をしている」と広く判断する傾向があります。
一方で、収入が California source ではない場合は、LLC fee(gross receipts によって計算)の対象にならないケースもあります。
■ LLC を使わなかった場合でも申告必要?
最近は、「LLC を作ったけれど、結局 business を始めずに閉じた」というケースも増えています。
例えば、
・LLC 設立
・activity なし
・年内に short-form cancellation
を行った場合でも、申告書(Form 568 filing)自体は必要となるケースがあります。
ただし、一定条件を満たして timely に解散・申告を行った場合は、$800 annual tax exemption の対象となる可能性があります。
また、「California LLC を out-of-state corporation が所有している」場合には、親会社側も California filing が必要となるなどの条件があります。
■ Due date の違いにも注意
LLC は Tax と Fee の2つの支払いがあります。それぞれの支払い期日を間違えやすいため注意が必要です。
・Annual LLC tax
→ 4月15日
・LLC fee
→ 6月15日
と、期限が異なります。LLC fee は、売上によって支払い額が異なるため注意しましょう。
また、California は community property state のため、夫婦で所有する LLC でも、一定条件下では single-member LLC 扱いとなるケースがあります。
LLC は、「activity がないから filing 不要」「他州 LLC だから California は関係ない」と思われやすい分野ですが、California は filing requirement がかなり広く設定されています。
毎年、知らずに未申告となっているケースもありますので、LLC structure や filing requirement に不安がある場合は、早めの確認をおすすめいたします。

