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2022年10月31日

法人の予算

 法人の予算

Q: 法人の来年度の予算は、どのように立てればいいのでしょうか。

A: まず、一般的に予算の立て方は2つの角度から考えます。

1つ目は、前年度や過去の実績を加味して考える方法です。例えば、前年度の売り上げが20万ドルで、利益が2万ドルだとしたら、今年は、それを超える22万ドルの売上と4万ドルの利益を目指すという努力目標も含めた予算を立てます。

2つ目は、過去の実績や目標値だけではなく、実際の状況を加味して予算を立てる方法です。1つ目と同様、目標値を22万ドルに設定したとします。しかし、前年まで2人で経営していた会社で、今年から人件費年間4万ドルの従業員を1人採用すると、予算の考え方も変わってきます。たとえ売上が22万ドルでも、それ以外の数値が変わらなければ、人件費を考えると利益がなくなってしまいます。2万ドルの利益を求めるなら24万ドル、4万ドルの利益を求めるなら26万ドルの売上予算が必要になります。

大事なのは、予算を立てた後、その数値を目指すための具体的な施策を考えることです。予算を年の初めに立て、月ごとに予算に達しているか確認することをお勧めします。 

ちなみに、売上予算は理由をつけて達成できず、経費予算は理由をつけて予算通りしっかり使うという状況をよく見かけます。

何が起こるか予想するのは難しいですが、将来のキャッシュフローや目標利益そして、今後のビジネス計画を考えるいい機会です。数値目標を明確にすることで、月々の経営が順調なのか何が原因かを分析するのに重要です。

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