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2020年12月03日

個人の方必見!2020年度のコロナ特別措置に伴う寄付控除

お客様からのお問い合わせが多かったご質問を IIO News Accounting Tax!にてご紹介していきたいと思います。

本日のご質問は、こちらです!

Q: 2020年度の確定申告で特別な寄付控除が設けられたと聞きました、どんな内容でしょうか?

A: 米国国税庁(IRS)は3月にコロナの不況に伴い、経済救済Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act を制定しました。その一部の内容として、寄付控除に変更がありました。この変更により税務上居住者の方は2020年の個人所得税申告で上限$300まで寄付控除が認められています。寄付控除は2019年度までは、項目別控除項目なので基礎控除を適用した方には、恩恵がありませんでした。さらに項目別控除を選択された場合でも、2019年度までは調整後所得の50%までしか控除が認められていないのですが、この50%の枠が排除され、2020年の申告では無制限に寄付控除が取れるようになります。また、法人申告でも寄付控除の枠に変更があります。寄付控除の上限が、課税対象所得の10%から25%へ、またフードバンクへの基礎控除の上限も15%から25%へと引き上げられました。

基礎控除の対象となる代表的な機関は、連邦・州政府管理下の企業組織や学校、美術館などが対象の他、教会や民間のボランティアの消防団体など様々です。詳細に関しては下記のIRSのウェブサイトのリンクから確認が頂けます。

また寄付控除を確定申告で申請する際には、証明としてレシートや銀行、クレジットカードの明細等、支払いが確認でき物が必要なりますので、忘れずに保管するようにしましょう。年末シーズンで、大掃除や不用品の処分など検討されている方も多いかと思いますが、ただ処分するのではなく、寄付控除を活用することで、ご自身の節税にも是非役立ててみてはいかがでしょうか?

本日のQ&Aは、お役に立ちましたでしょうか?あくまでも一般的なアドバイスとなりますので、さらに詳しいアドバイスが必要な方はぜひ個別相談を受け付けております!
その他ご質問や取り上げてほしいトピックなどございましたらお気軽にお問い合わせください!

【関連リンク】:https://www.irs.gov/charities-non-profits/charitable-organizations/charitable-contribution-deductions

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